アトピーの人ができるだけ改善していくための、症状を起こしにくい食事、体質改善ができる献立などを考えてみましょう。毎日のメニューを考えるときに、参考にして欲しいメニューのご紹介です。
まずアレルギーを起こさないためには、自分のアレルゲンを知っておくことも大切です。病院での検査をして確認するといいでしょう。
ここでは一般的にアレルギーの多いものを避けたメニューを考えていますが、個人差があるのでもしアレルギーがある人は材料をチェンジするなどして食事にプラスしてみてはいかがでしょう。
体質改善の献立として、毎日酢の物を食べる習慣も是非おすすめです。そこで簡単に作れるキュウリとわかめとアジの開きを少し使った酢の物のご紹介です。
キュウリを薄く切って塩で揉み、わかめと合わせ三杯酢で酢の物を作ります。そこにアジの開きを焼いて細かくほぐした身をプラスしましょう。シソを少し入れるともっと美味しくなります。
また現在アレルギーにおすすめのヨーグルト菌も発見されています。特に免疫力とアレルギーに働く乳酸菌の含まれたヨーグルトを使ったサラダレシピです。
レタスやキュウリ、トマトなどのサラダに塩少々とヨーグルト大さじ2程度、オリーブオイルも大さじ2程度、レモン搾り汁少々で混ぜてみましょう。
思ったより美味しいサラダができます。野菜もヨーグルトも摂れるおすすめサラダです。
他にもねばねばサラダのご紹介です。ねばねばは水溶性食物繊維が豊富で、便秘解消にも抜群です。オクラをゆでて薄く切り、山芋の千切りと納豆。
そこにシソを細く切って混ぜ最後に海苔を細かく散らしてできあがりです。タレにはシソ味のドレッシングや、めんつゆでOK。和風サラダとしてもおすすめです。
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次にキノコをたっぷり摂るためにも、必ずおみそ汁を毎日食べましょう。キノコとわかめを意識的にたっぷり入れるようにします。どちらも水溶性食物繊維が豊富でおすすめです。
キノコは他のメニューにも気付いたら入れるようにしますが、多く食べると飽きてしまうことも。そういう意味では味噌汁が一番飽きずに、キノコの独特の癖も感じません。
味噌は赤味噌や信州味噌、九州味噌など味を変えると、飽きずに美味しく食べられます。
目次
アトピーに良い食べ物と悪い食べ物
アトピーを発症している人、アレルギー体質の家族を持っている人などは、できるだけアトピーを悪化させる食べ物は避けなければなりません。
また毎日の食生活を変えることでアレルギー体質を改善していくこともできるのです。ここではアレルギー体質を改善するために、アトピーに良い食べ物と悪い食べ物をご紹介したいと思います。
卵がアレルゲンの人は多く、アトピーの人は注意しましょう。もしアレルゲンでなくても食べ過ぎないことが大切です。
卵はビタミン、ミネラルも豊富に含まれているのでアレルゲンでなければ、ときどき食べることは逆に健全な肌をつくるためにもおすすめです。
またアトピーを発症している乳幼児の場合、離乳食から微量のゆで卵を食べさせると、卵アレルギーの発症を8割抑えられることも、日本のエビデンスにより日常診療のアレルギー予防方針が変わりました。
このように医師の方針も変わってきていますが、やはり医師によってそれぞれの考えかがあるので医師に相談をしてみましょう。ただし完全に卵がアレルゲンであることが分かっている場合は避けることが大切になります。
餅はアレルゲンの場合もありますが、アレルゲンでなくても原料となるもち米にはオメガ6系のリノール酸が多く含まれています。これはアトピーアレルギーを増長させる可能性があります。
また普通の食生活でもオメガ6系はとても摂りやすく、取り過ぎになりやすいためできるだけ摂取は控えるようにしましょう。
例えばサラダオイルなどもオメガ6系なので、料理に使用するオイルはオメガ9のオリーブオイルなどにするといいでしょう。またドレッシングにはオメガ3のアマニ油などがおすすめです。
チーズや牛乳の乳\製品アレルギーの場合は、絶対にこれらの食べ物は避けることが大切です。またアレルゲンとして持っていなくても、アトピーの人が乳製品を毎日摂取すると乳製品アレルギーを発症することも多いと言われています。
乳製品は消化が悪く、カビなどの汚染リスクが高いとも言われています。そのためチーズなどをはじめとする乳製品はアレルゲンでない場合でも、できるだけ食べないようにした方が無難です。ただしヨーグルトなどには免疫を高めるアレルギー体質改善のための乳酸菌配合のものもあります。それらの摂取は医師と相談しましょう。
蕎麦というと蕎麦アレルギーを持っている人は意外と多いと言われています。アレルゲンとわかっている場合は絶対に避けるようにしましょう。
食物アレルゲンには卵白、牛乳、小麦、大豆、米、蕎麦などがアレルゲンになることが多いと言われています。
もし蕎麦アレルゲンをもっていなくても、特に蕎麦は成人になってから出ることも多いので、できるだけ避けた方が無難です。特にアレルゲンでなくても日常的に食べることは避けるようにしましょう。
ジャンクフードやインスタントの代表的なものとして即席ラーメンを挙げました。まず脂っぽいものはオメガ6系オイルが多いためアトピーには要注意です。
またインスタント食品には、添加物がとても多く使われていることから、できるだけアトピーを発症している場合は避けるようにしましょう。
ちなみにインスタントでないラーメンも同じような傾向があるのでおすすめできません。
はちみつには豊富なビタミンが豊富に含まれていますが、特にビタミンB2、B6、ビタミンCなど、肌の健康に欠かせない成分が豊富に含まれています。
他にも豊富なミネラルや酵素、アミノ酸、ポリフェノールなども豊富に含有しており美肌には欠かせません。
ハチミツは保湿効果や殺菌効果なども高く、食べるだけでなく肌に付けることでアトピーを改善する効果もあります。 そのためハチミツが配合されたハチミツ系の石鹸や保湿クリームもおすすめです。
また栄養豊富であるだけでなく、アトピーなどのアレルギーは免疫システムの暴走と言うことができますが、免疫細胞の60~70%は腸内に存在しています。
そのため腸内環境はとても重要なのです。ハチミツにはオリゴ糖が含まれており、腸内の善玉菌の餌として善玉菌の活動をバックアップします。
そのため毎日のハチミツはアトピーの人にもおすすめなのです。またアレルギー体質改善のためには砂糖類はできるだけ減らしたいため、砂糖の代わりに料理やおやつにはちみつを少し使用してみるといいのではないでしょうか。
ただしはちみつも食べ過ぎはカロリーが高いので、少量を毎日続けるようにしたいものです。
ただしはちみつにはポツリヌス菌が含有している可能性があるため、一歳以下の乳幼児は摂取できません。また、はちみつを摂るのであれば純粋ハチミツを選びましょう。
種類によっては水飴にハチミツの香料と着色料を入れ加熱処理して作られた粗悪品もあります。
そのため加糖ハチミツや精製はちみつを避け、加工処理をしていない100%純粋はちみつを選ぶことが大切です。もちろんはちみつがアレルゲンの場合もあるので注意しましょう。
納豆は大豆から作られています。体にとても良い食品ですが大豆アレルゲンを持っている人も多いため、その場合は納豆を避けなければなりません。
しかし大豆アレルゲンを持っている人でも納豆は食べられる人が多いので医師と相談してみましょう。納豆は血液をキレイにしサラサラ効果も高く、アレルギー体質の改善にはとてもおすすめの食品です。
野菜類は食物繊維も豊富に含有しているので腸内環境を整えます。またビタミン・ミネラルも豊富で、アレルギー体質の改善に働きます。
アトピーには和食が良いと言われていますが、それはやはり野菜が多いということも関係しているのです。
ただし野菜ならなんでもいいかというと、米、小麦、トウモロコシ、ヒエ、アワなど穀物系のアレルギーの人も意外と多いので注意しなければなりません。
他にも林檎、桃、すもも、洋梨などのバラ科くだものや、うり科のキュウリ、メロン、スイカ、瓜なども意外とアレルゲンになりやすいと言われています。
自分のアレルゲンを知って、アレルゲンのあるものを避けながら野菜をしっかり食べることが大切です。野菜アレルギーの場合でも加熱をすると問題ないことも多いと言われています。
しかしほんの少しでも食べるとアナフィラキシーショックを起こすものもあり、林檎、バナナ、桃、キウイなどは特に注意しましょう。
アトピーに良い果物
アトピーの改善にフルーツが効果的だということをご存知でしょうか。アトピーは免疫がとても深く関わっています。
そのため免疫細胞の6~7割以上存在している腸内がとても重要ですが、フルーツにはペクチンなどの食物繊維が豊富に含まれていることによって、腸内環境を良い状態にしてくれるのです。
腸内環境が悪化するとガスやパクテリアが増殖し肌への悪影響だけでなく、免疫を低下させてしまうことにもつながります。
またフルーツにはビタミンCが豊富に含まれ皮膚をきれいにする効果もあり、抗酸化パワーによって炎症を抑える働きもあるのです。
ただしフルーツには糖質も多く含まれているため、食べ過ぎは良くないといわれています。
糖質が多いと血糖値が上昇してしまい、それを抑えるためにホルモン分泌が行われ、アトピーの炎症を抑えるためのホルモンが低下するということがあるのです。そのため糖質の取り過ぎには注意が必要です。
またフルーツによってアレルゲンをもっている人もたくさんいます。そのためアレルゲンのあるフルーツは絶対に避けなければなりません。
例えば、サクランボ、林檎、イチゴ、桃などにアレルゲンをもっている場合も多いと言われています。そこでフルーツを選ぶ場合は、まずアレルギーがないか、糖質の少ないもの、ビタミンCが豊富なものを選びましょう。
また一般的にアトピーに効果が高いと言われているフルーツもあります。林檎は整腸作用が高く、腸内でのガスやバクテリアの増加を抑えることができます。
またポリフェノールが多く、紫外線から肌を守ったり炎症そのものを抑える働きもあるのです。もちろんビタミンCも豊富に含まれており、アトピーの人にもおすすめです。
他にもアボガドもアトピーにはおすすめのフルーツで、糖質が少なくビタミン、ミネラルが多いという魅力があります。
食物繊維や高い抗酸化パワーもあり、コエンザイムQ10も含まれており炎症を抑え、肌荒れ防止になります。
また、びわには特殊な効果があると言われています。びわの実にはもちろんビタミンCや食物繊維がありますが、びわの場合、葉っぱにも効果があるのです。
びわ葉のお風呂や、びわ葉から抽出したエキスを水で薄めて肌に塗るなど、アトピーおよび皮膚病に炎症を抑える効果があると言われています。
エキスは自宅で作る方法もありますが市販でも購入できます。このようにフルーツを上手に使用することで、アトピー改善効果が期待できるのです。
アトピー患者に対する調味料を考える
アトピーを発症している場合、毎日の食生活も注意が必要となります。食材も大切ですが、意外と見逃してしまうのが調味料です。一般的な調理に使用する調味料について考えてみましょう。
まずアレルゲンがないか注意することが大切です。そして次にアルカリ食品を上手に利用するようにします。そしてアレルゲンとは関係なく、アトピー患者は避けるべきものなどもあるのです。
例えばアレルゲンとしては小麦粉やしょうゆ、みそなどは穀物アレルギーなどをもっているアトピー患者も多いので注意しなければなりません。
どんなにアトピーにおすすめのアルカリ性商品であっても、体に良いと言われるものでもアレルゲンは避けなければなりません。
例えばお酢なども穀物酢などは大豆を使用しているので大豆アレルギーの人は使用できません。黒酢などは玄米が原料なので玄米にアレルゲンがなければ、逆にアレルギー体質の改善にもおすすめです。
また小麦粉はもちろん、ソースやカレールーなどにも小麦粉を使用しているのでアレルゲンのある人は避けるようにしましょう。マヨネーズなども卵を使用しているのでアレルゲンがある人は注意が必要です。
また油に対して大豆油は大豆、ゴマ油は胡麻が原料なので、アレルゲンがある場合は避ける必要があります。またバター、マーガリンなども乳製品なのでアレルゲンをもっている人は注意しなければなりません。
そして油の中でもサラダ油やマーガリンなどのオメガ6系の過剰摂取は、アレルギーの原因になるともいわれています。
そこでオメガ6系を減らし、オメガ9系のオリーブオイルやオメガ3系のDHA・EPA、α-リノレン酸などを摂ることも大切です。
また肉などは脂質の少ない赤身などを食べるように意識すれば、油抜きなどは必要ないと言われています。
しかしアトピーの場合、できるだけ油は減らすということが原則です。また以前ほど砂糖がアトピーの原因とは言われなくなりましが、増悪因子の1つではあるのでできるだけ減らすようにしましょう。
他にもトンガラシやカレー粉、ワサビなど刺激物は代謝が高まり、皮膚がよりかゆくなってしまうので注意しましょう。
アトピーに良い飲み物と悪い飲み物
アトピーでは特に注意したい食生活の1つとして飲み物があります。アトピーに良い飲み物、悪い飲み物について考えてみましょう。
飲み物は毎日日常的に飲んでいることもあり、アトピー患者にとってとても注意すべき部分でもあります。
まずいろいろなドリンクの素材に、自分にとってのアレルゲンが入っているかチェックすることはとても重要であり、どんなにアトピー体質改善に良い飲み物であっても、アレルゲン素材は避けなければなりません。
その上で、まず飲みものの代表とも言える水を考えてみましょう。わたしたちの体は、ほとんど水でできているので、やはり水は体質改善のためにもとても重要であると言えます。
しかし現在水道水に使われている塩素は、アトピーの危険因子とされているのです。またアトピーの原因はすべて解明されておらず統計的に調査した報告として、硬水地域に住む幼児には他の地域と比べてアトピーを発症するリスクが87%も高いことが判明しています。
そこでアトピーに合った質の良い水を使用し、ただし硬水は避けるべきです。
次にコーヒーですがヒスタミンという痒みを起こす原因成分が多く含まれているため、できるだけ飲まないようにしましょう。
特に小さい子供はカフェインも多いので絶対に避けるようにします。次にお茶についてですが、お茶と言ってもいろいろな種類のお茶があります。
例えば日本人が日常飲む緑茶は体のpH調整をすることや、ダイオキシン毒性を抑制するなどの効果もあり、アレルギー改善にも良いといわれています。ただしカフェインも多いので子供は飲む量に注意が必要です。
また他にもルイボスティーは強力な抗酸化成分によってアトピーによる炎症の抑制や、アレルギー体質改善効果などがあります。他にも甜茶やウーロン茶も強力な抗酸化パワーをもっておりヒスタミンの抑制効果があるのです。
他にも特に子供の大好きなカルピスやヤグルトなどの乳酸飲料も注意が必要です。腸内環境の改善はアトピー改善にもとても重要なこと。これらの乳酸菌飲料は腸内環境のためにはおすすめです。
しかし乳製品がアレルゲンの場合も多く、その場合は一切禁止となります。またこれらのドリンクは糖分も多く含まれているので、飲み過ぎには注意すべきです。
次に乳製品アレルギーがある場合は牛乳が飲めないため、豆乳を変わりに使用したいと思っている人もいると思います。
大豆アレルギーの人はもちろん飲めませんが、大豆にアレルゲンがない人でも豆乳でアレルギーが出やすいと言われています。そのためアトピーの人はアレルゲンがなくても豆乳の過剰摂取は要注意と考えましょう。
次に野菜ジュースがあります。市販の野菜ジュースの場合、商品によっては糖分をプラスしたものも多く、またカロリーゼロや低カロリータイプは人工甘味料などが使われているものもあるため注意して選ぶことが必要です。
野菜ジュースの中にはトマトジュースも含まれますが、トマトに含まれているリコピンはマウス実験で皮膚の水分低下や炎症を抑える効果があることが実証されています。
またアトピー患者に多いビオチン不足などを補うため、ビオチンやナイアシン、ビタミンE、Cなどを多く含まれている野菜ジュースを選ぶようにしましょう。
自宅で作る野菜ジュースの場合、抗酸化効果が高くビタミン、ミネラルが豊富な素材を選ぶことがポイントです。
また子供には、例えどんなに良いジュースであっても、まずければストレスになってしまうためできるだけ美味しく作らなければなりません。
アトピーの場合どうしても砂糖類を抑えているので、野菜ジュースぐらい甘いものが飲みたいと思うこともあるはずです。
そこで林檎を主体に作ると、甘さ、爽やかさ、美味しさが三拍子そろっています。また林檎はペクチンも豊富で腸内環境のためにもおすすめです。
ここに人参など抗酸化パワーの高い緑黄野菜などを入れても、林檎の味は強いので野菜っぽさが消えて美味しく飲むことができます。
そのため砂糖などをプラスすることもなく、飽きずに毎日摂取することができます。これなら小さい子供のおやつにもぴったり。ただし新鮮なものを選び、できれば有機農法や無農薬野菜を使用したいものです。
他にもレンコンはムチンという粘膜強化に効果の高い野菜です。ネバネバ成分にはムチンがたくさん含有しており、オクラや山芋などもおすすめですが、やはりジュースにするならあまりネバネバが強烈でないレンコンがおすすめです。
またケールやアロエなどもそれだけでは苦いジュースになってしまいますが、林檎と一緒に合わせると子供でも問題なく美味しく摂ることができます。
緑黄色野菜の王様とも言われているケールが手に入らないときにはケール100%無添加の青汁などをプラスしてもいいのではないでしょうか。
またイチゴやオレンジ、ブルーベリー、葡萄、キウイ、レモンなど、ビタミンCが豊富なフルーツには抗酸化パワーも強く、ヒスタミンを抑える働きがあります。
飲む前に新鮮なレモン汁を数滴絞り入れて、ビタミンCをよりプラスすることもおすすめです。
アトピーのための食事をブログや本からチェック
アトピーの人はやっぱり体質改善が重要になります。そのためには食事はとても重要なこと。アトピーを自力で改善している人やその経験のある人のブログや、本などを利用して食事から改善していくことを考えていきましょう。
できるだけ早くステロイドなどを断ち切るためにも、真剣に食事と向き合うことも重要ではないでしょうか。
まずアトピーに良くないものを避けることが大切です。牛乳、卵、ナッツ、チョコレート、魚介類、牛肉、豚肉、羊肉などはアレルギー反応を起こしやすいと言われています。
またそば、豆類、オレンジ、バナナ、イチゴなどもアレルギーが起こりやすいとのこと。食べてみて反応が起こったものはチェックしておくようにしましょう。
また皮膚科などでアレルゲンの検査をして、自分にとってのアレルゲンは避けるようにします。上に挙げた食品は人によって違うので、自分の避けたい食品を知ることも大切です。
またインスタント食品は添加物や着色料などが多いので注意しなければなりません。また当然口に入れるもので、添加物や着色料のできるだけ入っていないものを摂取しましょう。
アトピーの食事を考えるときには、まずアレルギーを起こさないようにしてアレルギーのきっかけを避けること。そして皮膚を強くすること、保湿、肌代謝を高めることを中心に考えるようにします。
そういう意味では皮膚を強くするためにビタミン、ミネラルがとても重要です。そして食物繊維も体に毒素を残さないためにも必要となります。
そこで野菜は特に緑黄野菜を多く摂取すること、海草やきのこもしっかり意識して摂取しましょう。
また皮膚の代謝を高めるためにも体を温めるものを食べ、冷やすものを避けるようにしたいもの。そういう意味では生姜などをしっかり使った、温かいものがおすすめです。
このようなことを考えると、欧米型の食事から和食に変更していくことも大切ではないでしょうか。特に牛乳、卵、オイル、肉などをしかり摂ることになります。野菜や海草、キノコなどの多い和食がおすすめです。
アトピーの子供のための食事について
アトピーの子供の食事について考えてみましょう。やはり子供の食事は楽しく、美味しくなければなりません。そこで大人のように我慢してでも、野菜をたくさん食べるということもできません。
どうしても子供の食事に使われやすいのがハム、ソーセージや卵ではないでしょうか。
まずハム、ソーセージは添加物が多いので無添加の手作りハムなどを利用しましょう。また卵によってアトピーが発症することも多いので注意が必要です。
まずアレルゲン検査をしておき、ダメなものはしっかり避けて、食べられるものはしっかり食べるようにしましょう。
子供はサラダなどをたくさん食べることもできません。そこでカボチャや人参をつぶしてサラダにしたりと、食べやすさを考えるようにしましょう。
そしてどうしても量が食べられないので、温野菜や煮野菜を上手に利用するようにしたいものです。そのためには可愛い星形の人参やまん丸の大根など、調理のときの工夫で子供が喜ぶ食事を考えることも大切かも知れません。
またできるだけ手作りを中心に添加物などを避けた材料で、食事を作るようにしましょう。しかし子供は大人より食事コントロールが難しいので、主食の白米を玄米にしてみるのもおすすめです。
玄米を美味しく炊いて、おにぎりなどにしても子供は大喜びです。子供のうちから玄米を食べさせておけば、玄米を嫌うことも少ないはずです。
また子供は甘い物が大好きです。お菓子でも食べさせたくないものもたくさんあります。そこでアレルギーの改善効果のあるヨーグルトがおすすめです。
そこで甘い美味しいお菓子代わりに、ヨーグルトに甘酒を混ぜてみましょう。お酒ではなくお米の甘酒の濃縮タイプはとても甘いものですが乳酸菌も一杯です。
ヨーグルトとは相性もよく、とても美味しくなります。そこにフルーツを切って入れたりすると、とても美味しいスイーツになるでしょう。
腸内環境にもとても良いおやつ作りとなります。そのまま冷凍するとアイスクリームのようにもおすすめです。
アトピーのための食事改善に油を考える
アトピーのためには食事改善も重要です。その中でも油はとても重要であると言われています。
アトピーのための食事改善には野菜やフルーツを多く摂ることを中心に肉類を減らすことが重要とされており、アラキドン酸を多く含む油を避けることが重要とも言われています。
代表的なオイルとしてサフラワー油(紅花オイル)、サンフラワー(ひまわり油)、コーン油、大豆油、菜種油などのリノール酸、サラダ油などのオイルを避けることです。
そしてオリーブオイルや亜麻油などをいつもの調理に使うようにしましょう。
外食ではほとんどの場合、避けたいオイルが使われています。そのためせめて家での食事では、これらは一切避けてオリーブオイルなどを使うようにしましょう。つまりオメガ3を増やし、オメガ6を減らすことが大切なのです。
また調理に使うオイルだけでなく肉類を減らし、青魚を増やしてEPA・DHAを多く摂るようにしましょう。例えばマグロ、カツオ、鯖、サンマ、イワシなどを多く摂るようにしたいものです。
また豆腐や納豆などの豆類もアレルギーがなければ、どんどん食べるようにしたいもの。豆類のアレルギーの場合も多いので、一度アレルギー検査をしておくといいでしょう。
このように料理にオメガ3をできるだけ使うだけでなく、オリーブオイルや亜麻油などを毎日、そのままオイルとして摂取してもOK。大体ティースプーンの約2杯程度、摂取するのもおすすめです。
質の良いこれらのオイルを上手に利用することで、1日のオメガ3とオメガ6の割合を理想的にしていきましょう。オメガ3:オメガ6=1:2と言われています。
また外食などでも、油で揚げたものなどのメニューを避けるようにしましょう。他にもフライドポテトや唐揚げ、ポテトチップ、揚げせんべいなどをつまむという習慣も避けたいもの。
外食では煮物や焼き魚などを中心に、野菜を一品取るようにしてはいかがでしょう。またサラダなどのドレッシングもオイルが問題です。できれば自分でオイルを持ち歩くのもおすすめです。
アトピーの食事療法のために食事制限がおすすめ
アトピーの場合食事療法も効果があると言われています。つまり体質改善ということにつながります。そしてその方法として食事制限、食事量を減らすというものも。
しかし単純にただ減らせばいいということではありません。人によっては食事量は問題なく、食事の質に問題がある場合もあります。
また人によっては食事の量もその内容も問題があることもあり、それぞれ人によって食事制限も違ってくるとも言えるものです。
そしてアトピーを呼び起こしやすい材料を使わない食事制限も当然あります。食事療法にはアトピーを起こさないためのアレルゲンを避けるということ。そしてアレルギー体質を改善すること。
この2つを同時に進行していくことが大切にあるのです。体質改善のためには肉を減らし青魚を増やし、野菜やフルーツを増やす。
これが基本ですが、その一方で自分のアレルゲンを知っておき、それを徹底的に避けてアトピーのきっかけを減らすようにすることが重要です。
また食事量もいつも摂り過ぎの人は、全体に減らすことが必要ですが、栄養の偏りがあってはそんな努力も台無しです。ビタミン、ミネラル、食物繊維をしっかり取ることが大切であり、栄養の偏りを注意しましょう。
これだけならダイエットと変わりませんが、実は添加物などを徹底的に避けることも重要になります。保存料、着色料、香味料、乳化剤など人工のものはアレルギーを悪化させることにつながるからです。
そしてできるだけ外食を避け、家で食事を作るようにしたいもの。そして外食のときにはメニューをしっかり考えるようにします。
つまりアトピーの場合の食事制限は食事量だけでなく、その素材の質などにも大きく関わるのです。
また料理の中にどのようなものが入っているのかということも、ざっくり知っておくといいでしょう。
例えばホワイトシチューは牛乳が大量に含まれています。牛乳にアレルギーがある人は、ホワイトシチューは避けなければなりません。
しかし大豆のアレルギーがなければ豆乳を代用して、同じようなホワイトシチューができるので、食べたいと思ったら自分で作れるものもあります。このように応用するためにも自分のアレルゲンを知っておきましょう。
アトピーの食事制限によるストレスについて
アトピーのための食事制限は、それによるストレスが大きく、逆にまたアトピーに悪影響が出てしまうこともあります。
まず肉類を減らしますが、肉類が大好きな人にとってはとてもつらいものがあります。また油ものも減らすので、油っぽいものが食べたくなることも。
また甘いケーキやアイスクリームなども制限することになり、それも大きなストレスに。そこでそんなストレスをどのように減らすか。そんな工夫を中心に考えてみましょう。
例えば揚げ物の好きな人。アトピーの食事制限をするようになってから、なんだか油分の少ないさっぱり食事にストレスを感じているかも知れません。大好きなフライドポテトも、鶏の唐揚げもお預け。
それではストレスが溜まるのも当然です。そこでそんなときには1週間に1日、解禁日を作りましょう。それによって週に1回の解禁日が楽しみとなりストレスではなくなります。
でも解禁してしまえば、次の日に出るアトピーがひどくなるだけです。そこでまず油をオリーブオイルに変えてオメガ3にチェンジします。
そしてその日は自宅でオリーブオイル使用のフライドポテトを作って食べてみましょう。フライドポテトでなくても天ぷらでもとんかつでも、鶏の唐揚げでもOK。
このように少しは緩くすることも大切ではないでしょうか。きっとまた次の週が楽しみになるはずです。
甘いものが好きな人はまずアイスクリームもどきの冷凍ヨーグルトを作ってみましょう。ヨーグルトを冷凍にするだけですが、やっぱりアイスクリーム独特の甘みとコクが大切です。
それがお米の濃縮甘酒を使えばできるのです。濃縮甘酒をアレルギーに効果のあるヨーグルトにたっぷり入れて甘くします。ヨーグルトと甘酒はどちらも乳酸菌で相性はバッチリ。
その上、実はアイスクリームのような深いコクを感じることができます。それを冷凍すればアイスクリームを我慢していた人のストレスも解消です。
ケーキが好きな人も、これならストレス解消することができます。ちょっと注意することはカロリーだけ。きっと満足間違いなしです。
大人のアトピー性皮膚炎の体質改善のための食事
大人のアトピー性皮膚炎の体質改善には食事も当然重要になります。そこでどのような食事が良いのでしょう。また献立にはどのような注意が必要なのか考えてみましょう。
アトピーの場合、アレルゲンを避けること、皮膚を守ること、そして体質改善をすること、皮膚を強めることというふうに、体の中・外から努力していきたいものです。
特に体の中からアトピ性皮膚炎を改善するには、食事による体質改善もとても大切ではないでしょうか。もちろんアレルゲンは食べないようにすべきなので、とにかくアレルゲンチェックはしておきましょう。
その上できるだけ野菜を多く食べるようにして、ビタミン、ミネラル、食物繊維をたくさん摂るようにしましょう。そのため献立的には洋食より和食をおすすめします。
和食は野菜も豊富に食べることができ、肉だけでなく大豆製品や魚も多いので、できるだけ和食にしていきましょう。そして発酵食品や酢の物、梅干しなどアルカリ性食品を多くとるようにしたいものです。
また炭水化物もあまり食べ過ぎないようにしましょう。揚げ物などは減らすように努力し、オイルもオリーブオイルなどがおすすめです。できるだけマーガリンやサラダ油などは避けるようにしましょう。
また卵、牛乳、油の摂取は減らすようにしましょう。もちろんアレルゲンがあれば、どんなものでも避けることが必要です。
そして味の濃いもの、甘さ、塩分などの注意もしたいもの。他にもアルコールもできるだけ避けるようにしましょう。アルコールは皮膚の痒みを引き起こしやすいとも言われています。
アトピーとお酒
アトピーとお酒について考えてみましょう。まずお酒は20歳までは飲めないので20歳過ぎたアトピー患者対象に考えていきたいと思います。
お酒にはいろいろな作用がありますが、アルコールには血管を急激に拡張する作用があるため、急に痒みが高まってしまうのです。
しかしアルコールは中枢神経に作用してしまい麻酔効果が出てしまい、痒いところをかくときに感覚が鈍感になりコントロールが利かなくなります。
そのため、ひどい状態になるまでかいてしまうことがあるのです。またお酒を飲むと利尿作用によってトイレに行く回数が増加します。
必要以上に水分が排出されることから、肌乾燥につながり痒みへとつながってしまうのです。
またアルコールの取り過ぎは肝臓に負担を掛けてしまい、それが皮膚の痒みに悪影響を与えたり、さまざまなビタミンを消費することからビタミン不足となり、乾燥肌やアレルギー悪化につながります。
また人それぞれ、アルコール摂取によって確実にアトピーが悪化したり、痒みが強くなってしまうという自覚がある人はできるだけ避けるようにしましょう。
もしアトピー患者の人でお酒を飲むのであれば、まず楽しくストレス解消する程度に、適量のお酒を飲むようにします。また回りの人のペースに関係なく、自分のペースや量を守るようにすることも大切です。
また肝臓や胃腸の負担がないように、おつまみなどを食べながらゆっくりしたペースで飲むようにします。
しかしお酒を飲むときにはどうしても脂っこいおつまみになってしまうことも多いため、極力さっぱりしたおつまみを食べるようにしましょう。
やはり油脂の取り過ぎも避けるべきです。またアルコール度の強いものは水や炭酸水で割って、アルコール度を低くし、全体量も減らすようにしましょう。
アトピー患者のおやつ
アトピー患者の食生活はとても重要で、特に素材にアレルゲンのものがあれば避けることが第一です。
その上で、アレルギー体質を改善させるための食生活を送らなければなりません。そしてアトピーは子供にもとても多く、おやつという部分でもきちんと考える必要があります。
まず卵、牛乳、小麦粉などのアレルゲンをもっている場合は、お菓子類にはこれらがとても多く含まれているので注意が必要です。
特にお菓子の作りの工程を知っていないと、まさかと思うような素材が使われているので、原材料などをしっかりチェックする必要があります。
またおやつというと、やはり甘いものがどうしても多くなりがちです。アトピーの場合、砂糖類は増悪因子にもなってしまうので、取り過ぎには注意しなければなりません。
ただし昔のように砂糖=アトピーの原因ということではないとも言われているため、過剰摂取でなければあまりストイックになる必要はないと言われています。
しかし洋菓子やジャンクフードには脂質が多いため、アトピーに良いとは言えません。そこでポテトチップスなども、自宅でノンオイルフライヤーなどを使って作るなど、少し工夫をしてあげるといいでしょう。
アトピーの場合、油類は極力減らすことがおすすめです。また当然添加物もアトピーには特に注意したいものなので、そういう意味からも手作りおやつはとても良いと言えます。
他にも、もち米などを使用した和菓子やおせんべい類もおやつの人気ものですが、もち米はアレルゲンでなくても避けたい食材なので、ジャガイモやカボチャなどを代用して手作りおやつを作ってあげましょう。
またおやつというと子供の大好きなチョコレートも注意しなければなりません。特にチョコレートは脂質や糖質が高いことからできるだけ避けたい食品の1つになっています。
その上チョコレートは痒みを引き起こすヒスタミンが多いことも、摂りたくない食品1つなのです。またナッツもアレルゲンでなくても、脂質が高いことから避けたい素材の1つとなっています。
アトピー性皮膚炎の完治のためにも食事は重要
アトピー性皮膚炎の完治のためには、体の中からと外からの両面から、いろいろな方法で改善していくことが必要です。
それが結局はアトピー性皮膚炎の完治につながるのではないでしょうか。そこでまずとても重要になるのが食事です。多くの場合、アレルゲンが食品にあります。
もちろんそれだけでなくハウスダストなどもありますが、同時に食品アレルギーがある場合も多いようです。そのためアレルゲンを避けるという意味でも食事は大切な部分を占めているのではないでしょうか。
そしてアレルゲンを避けるという意味だけでなく、体の中から体質改善をするために食事は非常に重要となります。ポイントはとにかく体をアルカリ性にすること。
抵抗力を高め体質改善をすることです。そのために野菜を増やし、肉を減らし、大豆製品や魚もバランスよく食べる。油を減らすことや塩分や糖分の摂り過ぎに注意します。
そして食事とともに実は適度な運動も大切なのです。代謝を正常にし、ホルモンの分泌も正常にするためには、運動と食事はとても関係が深いと言われています。そのため適度な運動も同時に心掛けるようにしましょう。
また食事と運動で腸内の環境を良くすることにもなります。アレルギーは免疫力を高めることが重要ですが、腸内には免疫細胞の多くが存在している事も解明されています。
つまり腸内環境がとても重要なのです。そのためにも食事や運動は重要だということになるのです。食物繊維、代謝、ホルモン、ビタミン、ミネラル、これらはどれも腸の働き、排出にも深く関係しているのです。